読書記録「物語の法則」
#C1
・テーマ
一言で言い表される。物語全体を通して一貫性があり、なんらかの人間の衝動や性質を表すもの。
・前提
テーマを発展させ、 短い一文にしたもの。テーマとなっている人間の特性について、創作者がどのように考えているかを具体的に示すもの。テーマと前提が一貫していれば、まとまったドラマティックなシナリオが完成する。
・問い
①自分の人生のテーマとはなにか?
②自分の前提を一文で表すとしたら?
③自分が変えたいものとはなにか?
④お気に入りの作品のテーマはなにか。
⑤お気に入りの作品の前提の一文ではどのように言い表されるか
⑥それらを更に詳しく、人間の特性に関する強力な見解として表現できるか
#C10キャラクターの代数方程式
キャラクター=①求めるモノ+②動き+③障害+④選択
①求めるモノ
何かを求めるからこそ、行動が生まれる。
そのキャラそれぞれがもつ目的。
ex)世界一の大剣豪になりたいゾロ
②動き
求めるものへ到達するための行動。努力など。
ex)ゾロは、海賊王を目指すルフィーの船に乗って旅に出る。
③障害
求めるモノとの間にあるギャップ。
ex)ゾロにとってのミホーク。圧倒的力の差。
④選択
障害に阻まれた際に、キャラクターは選択を迫られる。
強引に求めるモノのために進むのか、求めるモノを撤回するのかe
選択は、キャラクターを個別化するのに効果的。
ex)ゾロは「もう二度と負けない」という強引な道を選択しつつ
物語の過程で、宿敵ミホークに弟子入りしている。
ゾロの目的に対するストイックさが見て取れる。
#C11キャラクターとテオプラトス
・「キャラクターたち」邦訳「人さまざま」岩波文庫
ごく普通の人間がタイプ分け・描写されている。
3次元のキャラ、というよりかは、行動・欠点が記載されているメ
ここに記載のあるキャラクターを2、3つ掛け合わせてみるのも、
・自分のリストを作る
キャラクターたちを足がかかりに、自分のリストを制作する。
生活する中で気がついた、性格リストを作っていく。いつでも使え
・脇役
物語を重層的にするためには、主人公や悪役にだけでなく、
脇役にも複数のキャラクターを与えるべき。
#C12シノプシスとログ・ライン
ログ・ライン:物語の概要を説明する一文
シノプシス:少し詳しい相互アクションの概略。無機質に脚本の背
→シノプシスとログラインを使って、既存作品の要約をするとよい
→自分のシナリオをシノプシスとログラインにする
ボグラーのやり方
各章ごとに、ログラインを作成して、シナリオを説明する。
どんな長さでも自分の作品のストーリーを話せるようにしておくべ
#C13ウラジーミルプロップのおとぎ話アプローチ
#C14プロップのキャラクター
1人のキャラが一つの機能を固定して持っている必要はない。
賢者が最後まで賢者である必要はない。別のキャラが賢者の機能を
しかし、不自然なく機能を演じられる行動領域をキャラごとに与え
#C15環境的事実
①日付
キャラクターにとって、それらの日付にはどのような意味を持つか
ex)月曜日は憂鬱(曜日)、夏がすき(季節)、クリスマスが楽
②場所
人は自分の生きる場所に順応使用とする生き物である。
田舎にすむ少年、港町に住む青年、都会の喧噪の中で暮らす社会人
=帰属する環境
ex)部活・暮らす、協会、会社、家族、都会・田舎、軍
→教育、階級、収入、知性、人種、宗教、性的嗜好、政治的傾向、
④宗教的環境
倫理観や道徳観は、これに基づいて露見されるもの。
重要な決断を迫られる時など、何に基づいて決心するかは、そのキ
⑤政治的環境
どの状況でも、誰かが権力をもち、誰かが対処を求めている。
⑥経済的環境
金を持っているのは誰なのか。金を手に入れるために、どのような
経済力の源がどこにあるのかを問うことで、キャラクターのはいけ
貨幣以外の通過形式
ex)信頼、情報、尊敬、能力、技術etc